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2026.04.21

PlusW×TFHD digitalが共同開発。成果直結のカスタムメイド研修

〜東急不動産ホールディングスでのDXプログラム事例〜

東急不動産ホールディングス株式会社では、グループ内のDXを加速させるため「ブリッジパーソン」の育成に力を入れています。
DXは「ビジネスに関する知識」と「デジタル技術を活用した業務プロセス作成」の双方が結合してはじめて動き出します。今回のトレーニープログラムは、ビジネスとデジタル技術の架け橋となる「ブリッジパーソン」の育成を目的として開発されました。

今回Plus Wが東急不動産ホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:西川弘典、以下「東急不動産ホールディングス」)と、同社のDX機能会社であるTFHD digital株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:兼久 隆行、以下「TFHD digital」)と共同開発したのは、プロジェクトを推進するプロジェクトマネージャー(以下「PM」)に必要な知識と思考法が身に付くプログラムです。座学中心の講義形式ではなく、実際のプロジェクトを題材とした「超実践型」のアクティブラーニングプログラムとして設計しました。

本プログラムの取組み、及びTFHD digital株式会社様の総括については、以下のプレスリリースに詳細がございますので、併せてご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000072246.html

受講いただいたのは、東急リゾート・東急住宅リース・イーウェルの3社、4名の方々です。職種も経験も異なる皆さんが、プログラムを受講してどのように感じたか、どう実務に活かしているのか詳しく伺いました。

ビジネスとデジタルをつなぐブリッジパーソン

ビジネスとデジタルをつなぐブリッジパーソン

今回行われたトレーニープログラムの概要

プログラムの目的:東急不動産ホールディングス全体の、DX推進力を高める人材の育成。
開催の背景:各グループ会社でシステム開発を進めるなか、大規模プロジェクトなどを中心にプロジェクト推進上の課題が散見されていた。課題を整理し、目的に向かってプロジェクトを推進する人材の育成が急務であるということから、本プログラムの開発に至った。

本プログラムは、東急不動産ホールディングスとTFHD digitalおよびPlus Wとが連携し、共同開発したものである。プログラムの運営はPlus Wが担当した。

スケジュール:2025年6月〜8月(週1回、全10回開催)
プログラムテーマ:
第1回 「プロジェクトマネジメントの役割」
第2回 「目的設定・現状分析・要求定義」
第3回 「要求定義書作成実践」
第4回 「システム開発に関わる基礎知識」
第5回 「ベンダー/サービス選定」
第6回 「キックオフ準備:プロジェクト計画書策定」
第7回 「システム開発・プロジェクトマネジメント概論」
第8回 「リリース後の機能拡張・運用計画の策定」
第9回 「個別相談会・講師との壁打ち」
第10回 「プロジェクト計画書発表・討議」

参加者プロフィール

筒井 紋子
東急リゾート株式会社 マーケティング本部CRM企画部CRM企画グループ

大内 友美子
東急リゾート株式会社 マーケティング本部CRM企画部CRM企画グループ

荒川 修二
東急住宅リース株式会社 東急社宅マネジメント 事業統括部 統括グループ 兼 DX推進部 基幹システムグループ

木野 大地
株式会社イーウェル ヘルスケア開発本部 プロジェクト推進部 プロジェクト推進1グループ

受講者集合写真

左より、東急住宅リース:荒川さん、東急リゾート:筒井さん、大内さん、イーウェル:木野さん

受講のきっかけは、立候補、上司の推薦……
異なる事業・職種の3社4人が学びの場に参加

Q:プログラムに参加した経緯をそれぞれ教えてください。

東急住宅リース 荒川さん
当社DX推進部の社内チャットの中で、「誰か行きますか?」という投げかけがあったのがきっかけです。私の業務は基幹システムの開発、保守・運用なので、プログラム内容が業務に直結していると思い、手を挙げました。

イーウェル 木野さん
私は執行役員に指名されて参加したため、自分と同じような"駆け出し"の人が対象なのだろうと勝手に想像していました。プログラム初日にみなさんにお会いして、自分とのキャリアの違いに少し焦った覚えがあります。

東急リゾート 筒井さん
私たちの場合は自社で推進するプロジェクトがあり、それについてTFHD digitalさんに相談したところ、このプログラムをご案内いただきました。丁度プロジェクトが立ち上がるときだったので、受講するならいいタイミングだろうと社内で話し合い、受講を決めました。

東急リゾート 大内さん
経緯は筒井の話の通りなのですが、伴走型に近い形で自社のプロジェクトを題材に講義を進めてくれるというのがプロジェクトを推進する立場としてはとても有益だと思い、参加を決めました。

異なる事業・職種の参加者がいたことが学びに繋がったと語る東急リゾート大内さん

講師への質問の時のエピソードを語る東急リゾート筒井さん

プログラムが実際のプロジェクトの「ペースメーカー」に

Q:週1回、全10回のプログラムを受講するのは大変ではなかったですか?モチベーションはどのようにして維持していたのでしょうか。

東急リゾート 筒井さん
私たちにとって週1回のプログラムは、実際のプロジェクトを進めるうえで最適な「ペースメーカー」だったと思います。例えば、「プログラムがここまで進んでいるのなら、プロジェクトもここまで詰まっていないといけない」といったように、プログラムがプロジェクトを追い立ててくれました。もし受講していなければ、どうしたらいいかわからず議論が止まっていたと思います。

東急住宅リース 荒川さん
モチベーション維持に役立ったのは、社内へのプログラムレポートの発信です。学んだ内容をレポートにまとめ、1週遅れで社内に発信していました。「知識の定着にはアウトプットが1番効果的だ」という考えが自分なりにあったことも、発信を始めた理由です。プログラムはプロジェクトマネジメントのロジックだけでなく、マインドに関する内容も多かったので、レポートは現場からとても好評でした。

イーウェル 木野さん
毎週出される宿題に苦戦することはありましたが、モチベーションが大きく上下に変動することはなかったです。1回のプログラムで必ず1つか2つは学びを持ち帰ろうと決めて、知識が定着するように、重要なことはメモに残す工夫をしていました。

東急リゾート 大内さん
木野さんの頑張りは私の刺激にもなっていました。キャリアの違いはありますが、システムに関する経験でいえば私も"駆け出し"です。受講メンバーの質問が参考になることもあり、「私だったらどうするか」を考えながら、毎回受講していました。

講師への質問の時のエピソードを語る東急リゾート筒井さん

異なる事業・職種の参加者がいたことが学びに繋がったと語る東急リゾート大内さん

Q:大内さんのように他の受講者から刺激を受けたことはありますか?

東急住宅リース 荒川さん
筒井さんが私のモヤモヤを言語化して講師に質問してくださったのが、本当にありがたかったです。頭がもげるかもと思うほど、筒井さんの質問に頷いていました。

東急リゾート 筒井さん
そんなこともありましたね(笑)あまりにも荒川さんが頷くので「頷きすぎ!」と、思わず言ってしまいました。確か、リスクに関する話でしたよね?

東急住宅リース 荒川さん
はい。「プロジェクトにもリスクがあるから、リスクを定義して事前に備えましょう」といった内容です。実務のなかでずっと考えていたことで、同じことを思っている人がいたことに驚いたというか、嬉しくなりました。

東急リゾート 筒井さん
事業会社のなかだと、PM的な立場の人は限られていて、社内で悩みを共有できる機会はほとんどないですもんね。私も荒川さんが同じ悩みを持っていたということが嬉しかったですし、共有できる場があることはありがたいことだなと思いました。

イーウェル 木野さん
私は荒川さんがプログラムの発表で引用していたことわざが、印象に残っています。「早く行きたければ1人で行け、遠くに行きたければみんなで行け」というものです。実際に現場で「これは早く取り組みたいから1人でやろう」とか「これは難しいからみんなで考えよう」といった具合に、判断時に活用しています。

他の参加者が発表したことわざが今も判断軸として使っていると語るイーウェル木野さん

他の参加者が発表したことわざが今も判断軸として使っていると語るイーウェル木野さん

「経験値頼み」と思っていた領域もプログラム内容に

Q:プログラムを受けて最も学びになったことは何ですか?

東急リゾート 大内さん
プログラムのなかで紹介された、プロジェクトの目的などを整理するフレームワークが、とても参考になりました。このフレームワークは汎用性が高い内容なので、システム系以外の職種の方にもおすすめしたいです。

フレームワークを使った課題では、受講者それぞれが抱えるプロジェクト内容は異なりますが、フレームワークにどう落とし込んでいくかという思考プロセスとしては同じなので、他の人のアウトプットも勉強になりました。

イーウェル 木野さん
学びとしては、PMと自分の業務を関連づけて考えられるようになったことです。PMに関する理論や、テクニックを紹介する書籍はたくさんあります。しかしどれを読んでも「机上の空論」のように感じていました。しかし今回のプログラムでは、具体的な数字についても触れてもらえたので、自分事として落とし込めました。

東急リゾート 筒井さん
プログラムを受けて、PM業務についていつ何をすべきかが整理され、各業務のラベリングができました。これまで自分がしてきた業務の答え合わせができたように思います。さらに1歩進めて、これまで感覚的に進めていたことも、あえて言語化をしてみました。すると、人によって受け取っていた意味合いが、少しずつ異なることがわかったのです。こうした発見も、プログラムの学びがあったからできたことだと思います。

東急住宅リース 荒川さん
理論だけでなく、コミュニケーションや人間関係の部分について一緒に考えてもらえたことが、大きな学びになりました。

理論上は問題ないとしても、社風や人間関係がプロジェクトに影響することは多くあります。そうした人間関係にかかわる部分を人から教わるのは難しいと考えていたんです。しかし、プログラムではコミュニケーションの部分にも触れてもらえました。「こういうのってよくあるよね」というケースを共有してもらい、一緒に考えてもらえたことは、プログラムに参加した大きなメリットだったと思います。

特に学びが大きかったのは、デザイン思考の回です。「人とどう接するか」という部分を、「デザイン思考」というキーワードに落とし込んでもらえました。これまで感覚的に行ってきたことでも、改めてキーワードに変換すると、タスクとして取り組みやすくなるということがわかった好例です。

プロジェクトを推進する上での人間関係やコミュニケーションを振り返る東急住宅リース荒川さん

プロジェクトを推進する上での人間関係やコミュニケーションを振り返る東急住宅リース荒川さん

組織を変える「共通言語」の獲得

Q:プログラムを受けたことによる、具体的な成果を教えてください。

東急リゾート 大内さん
プログラムで作成したプロジェクト計画書が、実際のプロジェクトのRFP(提案依頼書)作成に活かされています。プログラムがなかったら、ここまで進められていなかったかもしれません。私たちにはもう1つ進めなければならないプロジェクトがあるので、フレームワークやプロジェクト計画書を使って、自分たちなりに進めていきたいと思います。

東急リゾート 筒井さん
私と大内にとっては、実務のプロジェクト進行が、そのままプログラムの成果となっている感じですね。

イーウェル 木野さん
プログラムで改めて学んだ「目的と手段」に関する内容は、実務においても活用しています。例えば、社内の打ち合わせで「この企画の目的ってなんでしたっけ」と、投げかけてみるなどです。他部署とのやりとりにおいても、PMを理解して話ができると、業務の推進スピードも上がりますし企画内容もより良くなると思っています。

東急住宅リース 荒川さん
私の場合は、自社の事業部門に向けて勉強会を開催できたことが、プログラムの成果だと思います。DXというと「システムのことでしょ」と無関心になりがちですが、そもそもDXの目的は業務改善なので、全ての人に関係することです。

そうはいっても、「プロジェクトってなに?」「なにから行動すればいいかわからない」という人がほとんどなので、勉強会ではまず、プロジェクトの定義から入りました。専門用語は使わず、「目的」の重要性に焦点を絞って説明した結果、大変好評をいただきました。

「目的と手段は違う」ということが、社内の日常会話で聞かれるようになったら嬉しいですね。

プログラム後の成果を語る各メンバー

プログラム後の成果を語る各メンバー

丁寧なフィードバックに驚き。
習熟度がはかれるコンテンツの充実を

Q:講師やプログラム内容についてはいかがでしたか?

東急リゾート 大内さん
全10回を終えて思うのは、プロジェクト計画書の作成をもっと前の段階で学びたかったなということです。今回のプログラムでは後半に組まれていたので、それを前半でも取り上げるといったイメージです。

なぜそう思ったかというと、実際に自分でRFPを作成していてつまづくことがあり、受講中は「わかったつもり」だったことを痛感しているからです。やはり自分で作成すると、理解の解像度が高まるので、プログラムの前半に少し触れてもらうのもいいのではないかと思います。

東急リゾート 筒井さん
講師の方は全般的にとてもわかりやすかったです。強いていえば、自分の習熟度を知るためのコンテンツがあったら、なおよかったかなと思います。大内も言ったように、講義を聞いていると「わかったつもり」になるんです。そこで例えば理解度テストのようなものがあると、本当に自分が理解できているか客観的に判断できて、学習効果も高まると思います。

イーウェル 木野さん
講師の方からの宿題へのコメントが丁寧で驚きました。内容もわかりやすかったです。
1つ提案するなら、各回のプログラム前にもう少し詳細な予告があると嬉しいなと思います。次のプログラムに向けて予習ができると、もっと理解が深まったかなと思いました。

東急住宅リース 荒川さん
ワーク中心の回があってもよかったかなと思います。例えば、仮想プロジェクトを設定し、4人で取り組むなどです。各自が自分のプロジェクトを題材にすると、「うちの場合はこうなんで」という言い訳ができてしまいます。実務に則しているという意味では有意義なのですが、同じ設定で議論し合えたら、より公平な意見交換につながったと思います。

4名のトレーニーを挟む形での集合写真

宿題や講師のフィードバックを振り返る各メンバー

「課題」に精通している非IT部門にこそ受講してほしい

Q:このプログラムは、どういった方におすすめできますか?

東急住宅リース 荒川さん
このプログラムには物事を進めることの本質が詰まっていると思うので、システム部門に限らず、一般管理部門など、すべての人におすすめしたいと思います。特に「(社員が)協力してくれない」と諦めているような方々におすすめです。企業のこれからを担う、行動量の多い人が受けると、より社内への波及効果が高まると思います。

イーウェル 木野さん
業務で企画をする方々におすすめしたいですね。全く同じプログラムではなく、内容を凝縮した短いプログラムでもいいと思います。受講するタイミングとしては、3年目くらいの人でしょうか。業務をある程度経験している人だと学びが多いと思います。

東急リゾート 筒井さん
このプログラムに向いているのは、「業務改善をしたいけど、どうしたらいいかわからない」人だと思います。恐らく、多くのビジネスパーソンは何かしらの課題をもっているはずです。その課題解決の道筋を示してくれるのが、このプログラムだと思います。今回のプログラム内容は、専門性が高くて難しい部分もあるので、対象者に合わせたアレンジは必要かもしれません。

東急リゾート 大内さん
システムやITに直接関係なくても、業務に課題感をもつ全ての人に受けていただきたいです。現状の整理の仕方や「目的と手段の違い」といった、プログラムの根幹となる部分は、誰もが知っていて損はありません。今回私は、行動することがプロジェクト推進において最も重要なことだと感じました。「何かを変えたい」「行動したい」と思っている人であれば誰でも、このプログラムがそのきっかけになると思います。

宿題や講師のフィードバックを振り返る各メンバー

4名のトレーニーを挟む形、左から東急不動産HDの井上さん、TFHD digitalの安田さん、Plus W村井

会社概要

<東急不動産ホールディングス株式会社>
代表取締役社長:星野 浩明
本社:東京都渋谷区道玄坂1-21-1 渋谷ソラスタ
設立:2013年10月
URL:https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp

<TFHD digital株式会社>
代表取締役:兼久 隆行
本社:東京都渋谷区道玄坂1-21-1 渋谷ソラスタ
設立:2022年2月
URL:https://tfhd-digital.co.jp/

<Plus W株式会社>
代表取締役社長:櫻井稚子
本社:東京都渋谷区神宮前6-23-2 第25SYビル8F
設立:2020年5月
事業内容:即戦力外部人材マッチング、グローバル人材の紹介・派遣、IT・オフショア開発等
URL:https://www.plusw.co.jp/

Plus Wの提供するDX・AIサービスメニュー

実践型研修プログラム
(第一線で活躍する人材が講師となり、教科書を超えた実践的なノウハウや最新の生の事例を提供)

  • 生成AI・データ利活用の実践型研修
  • プロジェクトマネジメントの実践型研修
  • データ分析・データストラテジーの実践型研修
  • アジャイルコーチング研修

コンサルティングサービス
(当社メンバーや、現役第一線で活躍する人材などプロジェクト特性に合わせたチーム体制により、経営課題、業務課題を必要十分な体制で支援)

  • AI戦略・DX戦略の構想策定支援
  • DXプロジェクトのPMO支援
  • デジタルマーケティング、SNS運用支援
  • 人事・バックオフィスのDX支援
  • RFP作成・ベンダー選定支援
  • 生成AIを活用したPoC策定・実行支援
  • タレントマネジメントの高度化に向けたDX活用支援